下僚
かりょう
名詞
標準
subordinates
文例 · 用例
治まる聖代のありがたさに、これぞというしくじりもせず、長わずらいにもかからず、長官にも下僚にも憎まれもいやがられもせず勤め上げて来たのだ。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
」 と下僚にたずねられ、彼は苦笑し、「いや、もう、さんざんさ」 と答える。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
討論の現場に居合せたもうひとりの下僚は、「いえ、いえ、どうして、かいとう乱麻を断つ、というところでしたよ」 とお世辞を言う。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
何せ、こっちは千軍万馬の、……」 すこしお世辞が過ぎたのに気づいて下僚は素早く話頭を転ずる。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
「とにかく、あの放送は、たのしみだなあ」 下僚は、なおも小声でお世辞を言う。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
しかし、この下僚は、少しも楽しみだと思っていないし、実際その放送の夜には、カストリという奇妙な酒を、へんな屋台で飲み、ちょうど街頭討論放送の時刻に、さかんにげえげえゲロを吐いている。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
「よいしょウ、よいしょウ」「おもいぞ、おもいぞ」「いそぐな、いそぐな」「急いでもわれんぞ、急ぐな急ぐな」「居るぞう、居るぞう」「怕いぞ、怕いぞ」 権兵衛の伴れている下僚は武市総之丞と云う男であった。
— 田中貢太郎 『海神に祈る』 青空文庫
其処に二疋の馬がいて傍に陣笠を冠った旅装束の武士が二人立ち、それと並んで権兵衛の下僚の者が二三人いた。
— 田中貢太郎 『海神に祈る』 青空文庫
作例 · 標準
「閣下、本件は私の下僚が失態を演じまして……」と、部長は深々と頭を下げた。
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彼は下僚に対しても横柄な態度を崩さず、周囲からは密かに疎まれている。
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有能なリーダーは、下僚たちの小さな不満も見逃さずにケアするものだ。
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