上役
うわやく
名詞
標準
one's superior
文例 · 用例
上役と言うものは下役の苦労を知らんのが通例じゃが……」「……と言うのが……何でもその日田の御金奉行の野西|春行という若侍が、あの騒動の起って以来、毎日、御城内の大目付、川村|様のお役宅に押しかけて来て、この騒動がいつまでも片付かねば蔵元屋の信用にかかわる。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
犬骨折って鷹に取らるるか……腕も知恵もないザマで立身出世ばっかりしたがる上役の下に付いとっちゃあ堪らんのう。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
その様子から考へると、この男は三人の上役らしいんです。
— 岡本綺堂 『赤い杭』 青空文庫
』と上役は仔細に傷痕を検べながら云った。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
おそらく倒れるはずみに卓子の角にでもぶつけたのだろう――』 刑事は、卓子の位置と死人の姿勢とが上役のこの観察を否定していないので押し返して云い張るわけにもいかない。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
若いこの刑事は上役や同僚を出し抜き度い功名心で胸をふくらませた。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
少佐は、その会社の、かなり上役になり、むすこさんもりっぱな青年になりました。
— 新美南吉 『張紅倫』 青空文庫
」 落ち着いた樣子でさう言ふと、ソオルの話を聞きながらも一方上役のゼッテルクイスト刑事部長を電話口へ呼び出して、グスタフソンは事件の概略を報告しこれから現場へ出掛ける由を傳へた。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
作例 · 標準
例句