我意
がい
名詞頻度ランク #11600 · 青空 161 例
標準
self-will
文例 · 用例
――しあわせなことに汽車がブルガリア領に入れば商人は伊太利人の武士気質に禍いされなくて思うままに我意を通すことができるのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
道中にも旅店にも、我儘ばかり申して、今更お恥しう存じます、しかし俥、駕籠……また夏座敷だと申すのに、火鉢に火をかんかん……で、鉄瓶の湯を噴立たせるなど、私としましては、心ならずも止むことを得ませんので、決して我意を募らせた不届な次第ではありません。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
自我意識は即ち温熱の感であると。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
日本人の文明観では、自我意識が常にエゴの背後に隠れている。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
)然るに宗教感や倫理感やは、本来エゴイズムのものであって、自我意識の強調されたものなる故、日本人にはこの種の情操が本性していない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
だが我意を貫くことゝ兄を脅すことの一図に耽る弟は、今は全く雪子の存在などは無視した。
— 岡本かの子 『過去世』 青空文庫
英吉君、能うべくは、我意を体して、より美く、より清き、第二の家庭を建設せよ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
そは我意志の最も強き方に從ひたるのみ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫