窮死
きゅうし
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
dying in miserable circumstances
文例 · 用例
いつどこで窮死してもなお幸福でありうる心を、師はすでに作り上げておられる。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
後五年、昭帝の始元六年の夏、このまま人に知られず北方に窮死すると思われた蘇武が偶然にも漢に帰れることになった。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
魯の昭公は上卿季平子を討とうとしてかえって国を逐われ、亡命七年にして他国で窮死する。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
奈良原到翁はその極端な清廉潔白と、過激に近い直情径行が世に容れられず、明治以後の現金主義な社会の生存競争場裡に忘却されて、窮死した志士である。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
末節枝葉ニ於テ如何ナル非難アルニセヨ、朝鮮ハ露西亞ノ玄關ニ老婆ノ如ク窮死スベカリシ者ヲ、日本ノ懷ニ抱カレテ少女ノ如ク生長シツツアルハ之ヲ無視スル能ハズ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
このウィエルスが師事したドイツのアグリッパは、十六世紀に名高い医者兼哲学者で著述も多かったが、所説が時世に違い容れられず、一汎に魔法家と擯斥されて陋巷に窮死した。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
去年オスカア・ワイルドが巴里の穢い宿屋で窮死した時も、その後二三ヶ月経つてから、あつちこつちで、ワイルドを見かけたといふ人がちよいちよいあつた。
— 薄田泣菫 『幽霊の芝居見』 青空文庫
先年オスカア・ワイルドが巴里の汚い宿屋で窮死した時も、その後二三ヶ月経つてから彼方此方の町でワイルドを見掛けたといふ人がちよい/\あつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
戦争で住む家を失い、多くの人々が路上で窮死した。
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孤独死のニュースを聞くたび、誰にも看取られずに窮死していく現状に胸が痛む。
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食料も薬もなく、患者たちは次々と窮死していった。
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彼は長年の病と貧困で、人知れず窮死した。
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