轟き
とどろき
名詞
標準
roar
文例 · 用例
遊園地にて遊園地の午後なりき樂隊は空に轟き※轉木馬の目まぐるしく艶めく紅のごむ風船群集の上を飛び行けり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
……間もなく二ツの銃声が谷間に轟き渡った。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
鉄橋を渡って行く軍用列車の轟きまでが、のびのびとしてきたようだ。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
と、遙か後方の砲列を敷いていたあたりから、砲声が轟き渡った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
……一夏、日の暮方から凄じい雷雨があつた……電光絶間なく、雨は車軸を流して、荒金の地の車は、轟きながら奈落の底に沈むと思ふ。
— 泉鏡太郎 『霰ふる』 青空文庫
紅の梢を行く汽車さへ、轟きさへ、音なき煙の、雪なす瀧をさかのぼつて、輕い群青の雲に響く、幽なる、微妙なる音樂であつた。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
はじめ武田家に旗下として武名遠近に轟きしが、勝頼滅亡の後年を經て徳川氏に歸順しつ。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
」 その声いまだ訖らざるに、どっと興る歓呼の声は天に轟き、狂喜の舞は浪を揚げて、船も覆らむずばかりなりし。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
標準
beating