心音
しんおん
名詞
標準
heart sound
文例 · 用例
やがて心音が、一つ一つどすんどすんと大きく鳴りはじめるのを覺えた。
— 新美南吉 『坂道』 青空文庫
やはらかきほの熱る女の足音あはれそのほめき如し、燃えも生れゆくゆめにほふ心音のうつつなきかな。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
心音の動悸が止まぬのに、またしても一羽、右手の駱駝岩の第一の起隆の上に、厳然としてとまっている。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
胎児の心音が好く聞える。
— 森鴎外 『カズイスチカ』 青空文庫
手の脈と一致している母体の心音よりは度数が早いからね。
— 森鴎外 『カズイスチカ』 青空文庫
幽靈覺醒むればしんしんと水の音近し、わが乳母の心音かそは夜は暗く……耳鳴す……青葱畑……いづこにか夜芝居の篠きこゆ、本釣きこゆ、恐ろしき道すがらその肩にかぢりつき、手をのべてからめども、首すぢは『お岩』のごとく、髪のけの青かりしかな、韮の香の噎さへしつ。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
幽靈覺醒むればしんしんと水の音近し、わが乳母の心音かそは夜は暗く……耳鳴す……青葱畑……いづこにか夜芝居の篠きこゆ、本釣きこゆ、恐ろしき道すがらその肩にかぢりつき、手をのべてからめども、首すぢは『お岩』のごとく、髮のけの青かりしかな、韮の香の噎さへしつ。
— 抒情小曲集 『思ひ出』 青空文庫
心音の動悸が止まぬのに、またしても一羽、右手の駱駝岩の第一の起隆の上に、厳然としてとまつてゐる。
— 北原白秋 『日本ライン』 青空文庫
作例 · 標準
聴診器で患者の胸に耳を当てると、規則正しい心音が聞こえてきた。
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赤ちゃんの力強い心音を聞くと、命の尊さを実感する。
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心臓の専門医は、わずかな心音の乱れも見逃さなかった。
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