学才
がくさい
名詞
標準
academic ability
文例 · 用例
それで Wimbledon Common にあった George Murray という人の私塾のような学校に入って、そこで代数や三角や静力学初歩を教わったが、その頃からもう彼の優れた学才が芽を出して師を感嘆させた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
しかし、これ等の仕事は、気ままできれぎれで、物質生活を恵む筈なく、学才は人に脅威を与へ乍ら、生活はだんだん孤貧に陥つて行つた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
専門の技芸の外には、世間に役立つ程の学才智能があるのではなし、銭勘定さえ知らない程に世事に疎かった能役者は幕府の禄こそ多くなかったが、諸大名からの夥しい扶持を得て前記の如き贅沢な安逸に耽っているのであるから、すべての禄に離れて、自活を余儀なくされた能役者の困惑は言語に絶するものであった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
張る気は人の学才智慮を拡大し、膂力や意気を拡大するので、智光いよいよ輝けば気はいよいよ張り、気いよいよ張れば学才智慮はいよいよ拡大されて、その人は意識することなく自己の最高能力を発揮する。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
学生言葉の「不平」というのも慍に近い、自分に学才道徳が有っても人に知られない時は、激しく怒る程の事も無いが、不平の気・忌々しい心・薄腹の立つような思いが生じるものである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
節義のために死んだ父の遺言を守って、一代に肩を比べるもののないほどの学才を持ちながら、役にもつかないで、一生を門を閉じて暮した人だったが、この人が飼っていた驢馬は、大変もの分りがよく、「あの馬は、すっかり人間のいうことが分るようだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
天野新一郎は、学才があるだけに出世も早く、明治も五年には東京府判事になった。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
しかしこの二人の妄想家は気魄と潔癖と学才とがあって、卑しいところは少しもなかった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
作例 · 標準
「彼は幼い頃から学才に長け、周囲からは将来の博士と目されていた。」
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「学才だけでなく、部活動で見せるリーダーシップも彼の素晴らしい魅力だ。」
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「『僕には学才がないから』なんて卑下しなくていいよ、君の努力はみんな見てる。」
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