読書人
どくしょじん
名詞
標準
avid reader
文例 · 用例
かうして一年も二年もくらして居られたら、そしてすず子がもすこし自分の今の気分に調子を合せてくれたら、本当に読書人となつてしまふことが出来るかもしれない。
— 平出修 『計画』 青空文庫
私一個人にとっては、ひどくもの珍しい日記ではあっても、世の読書人には、ああ、あれか、と軽く一首肯を以てあしらわれる普遍の書物であるのかも知れない。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
特に「ツァラトストラ」の如きは、片手に註解本をもつて読まない限り、僕等の如き無識低能の読書人には、到底その深遠な含蓄を理解し得ない。
— 萩原朔太郎 『ニイチェに就いての雑感』 青空文庫
薬店に聞いても、お百姓に聞いても、薬草取りに聞いても、年寄りに聞いても、読書人に聞いても、大工に聞いても、みな一様に頭を振るだけであった。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
装飾的なイニシャルや文様のかもし出す手写本の工芸的な美しさに、中世の読書人たちは深い愛着を覚えていたでしょう。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
現に、つい最近も、「この国の読書人、印刷人が、なぜ執拗に明朝体の漢字(中略)にこだわるのか、つねずね疑問に思っていた」 と、篤学の(私などとはちがう)活字研究家、片塩二朗氏が「文字の風景」(『印刷雑誌』一九九五年五月号)という文章で書いていた。
— 津野海太郎 『本はどのように消えてゆくのか』 青空文庫
* こうした実験がいくつも積みかさねられるうちに、ある日、ふと気がついたら、骨がらみの旧派読書人であるはずの私までが、ディスプレイ画面で、ごく自然に本を読んでいたというような事態が、じっさいに生じてしまうかもしれない。
— 津野海太郎 『本はどのように消えてゆくのか』 青空文庫
読書人の読書はその大意が解ればそれで良いので、淵明のような読書人が甚解を求めなかったのは当然のことだ。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
晩餐会で出された毒酒で彼は亡くなったと言われている。
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