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会意

かいい
名詞
1
標準
compound ideograph
文例 · 用例
金粉を振ったのは大きな失敗でこれも展覧会意識の生み出した悪い企図である。
寺田寅彦 昭和二年の二科会と美術院 青空文庫
これらの場合に弁明して、単なる芸術として書いたのでなく、社会意識の大義によって書いたから、そのつもりで高く――やはり芸術として――買ってくれと言う如き、前後矛盾した虫の好い要求は、到底受けつけられないのである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
△ブブノ※氏――木版画『神社裏』は神社といふ痲痺的な存在の裏に、庶民的な貧しい人間の小屋があるといふ適確な社会意識がでゝゐて優れてゐた『子を抱いてゐる海女』と海の薄明の下に働く女が子を抱いて歩るいてゐる哀愁感は充分画面に出てゐる。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
文学がどんなに社会的のものになろうとも、創作の現実ではめいめい一人一人の人間の極めて具体的な綜合的な社会意識の内部から作品が生まれるものである限り、益々批判の精神の役割は重大になって来るばかりなのである。
宮本百合子 文学精神と批判精神 青空文庫
象形の字は印象を明瞭ならしむべく会意の字は事理を明瞭ならしむべし。
正岡子規 病牀譫語 青空文庫
ただ、その頃の文芸委員たちは、自身の社会意識の裡に政治性が幼稚であったために、政府の方針を主として道徳的な面の問題としてめいめいの感情へうけとっていたのであった。
宮本百合子 矛盾の一形態としての諸文化組織 青空文庫
非常に複雑な問題であるが、明治、大正の時代から見れば、科学者に自覚されて来た社会意識の点で、今日はやはり特徴ある一時期であると云えると思う。
宮本百合子 作家のみた科学者の文学的活動 青空文庫
それだけに、日本の社会意識を公私共に連関させて診断するには、困難が伴うわけである。
戸坂潤 一九三七年を送る日本 青空文庫