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介意

かいい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
worrying about
文例 · 用例
その多津吉の傍へ、何の介意もなく、するすると、褄をちらりと捌いて寄ると、手を触れるばかりにして、竜胆の紫を黙ってよこした。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
が、おかんが退屈しようがしまいが、お介意なしに同じような平穏な平和な光明の満ち溢れた日が、毎日々々続いた。
菊池寛 極楽 青空文庫
仕度なんていう字を、どう書こうと介意ないと思いますの。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
)画家 (夫人の身近に、何等の介意なき態度)ははあ、操りですな。
泉鏡花 山吹 青空文庫
おつたは更に介意ないやうな態度でずつと戸口へ行つて、斜に肩へ掛けた風呂敷包をおろした。
長塚節 青空文庫
私は、こうした凄惨な事に対して、何の新聞が義憤の叫びか、同情の声を挙げるだろうと、其の日の朝刊新聞を見ましたが、もう何等の実権も無くなって居た廃帝の身の上などには、何んな事件が起ろうと、介意わないかのように、それに就いての批評や意見などは、一行も見当りませんでした。
菊池寛 たちあな姫 青空文庫
けど、介意はないわ、そんな事!
徳田秋聲 歯痛 青空文庫
どうせ、旅行中のことだから、どんな人間との合乗でもたかが三四十分の辛抱だから、介意ないが、それでも感じのいゝ、道伴であって呉れゝばいゝと思った。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫