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毛嫌い

けぎらい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #35776 · 青空 71
1
標準
antipathy
文例 · 用例
興味を持たないというよりは、趣味的に俳句を毛嫌いしたのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
僕があらゆる俳句を理解し得ず、俳句を本質的に毛嫌いしながら、一人例外として蕪村を好み、彼の俳句だけを愛読したという事実は、思うにおそらく、蕪村の情操における特異なものが、僕の趣味性や気質における特殊な情操と密に符合し、理解の感流するものがあったためであろう。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
僕が俳句を毛嫌いし、芭蕉も一茶も全く理解することの出来なかった青年時代に、ひとり例外として蕪村を好み、島崎藤村氏らの新体詩と並立して、蕪村句集を愛読した実の理由は、思うに全くこの点に存している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
さてこそ、そこに依怙や毛嫌いの私情が入り込む隙間があるのである。
寺田寅彦 学位について 青空文庫
近似的の方則をどこまでも適用せんとして失敗し、「理論と実際の齟齬」という標語を真向にかざして学者を毛嫌いする世人の少なくないのは、これらの方則の近似的な事を忘れているためである場合もある。
寺田寅彦 方則について 青空文庫
とにかく今日のいわゆるファイティング・スピリットの旺盛な勇士であって、今日なら一部の人士の尊敬の的になったであろうに、惜しいことに少し時代が早過ぎたために、若きウェルテルやルディン達にはひどく毛嫌いされたようであった。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
信吉は一切の月並み平凡なことを毛嫌いしていた。
織田作之助 夜の構図 青空文庫
鶴さんはやっぱりあたしを毛嫌いして帰らぬのだと、おろおろ泣きだしたところへ、電報が来た。
織田作之助 電報 青空文庫