金葉
きんよう
名詞
標準
gold leaf
文例 · 用例
」「不足かい」「だって、兵糧をつめないことには、いくらあっしだって、いくさはできませんよ」「それだから、金葉へでもちょっくら寄って、中ぐしのふた重ねばかりも食べようかといってるんだよ」「え?
— 村正騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
峰のもみぢは、よきてきらせよ(金葉)深山ぢにけさや出でつる。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
岸の紅葉に あからめなせそ(金葉)此中、一と五は、平安末の趣向歌の先駆で、古今のものとは別途ではあるが、正しい道ではない。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
今宵 わが 桂の里の月を見て、思ひ残せることのなきかな(金葉)花の散るなぐさみにせむ。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
金葉・詞花の時代は、短歌の創作動機が鈍つて、或は、連歌が室町を待たずに勢力を持つに到つたかも知れない状態になつて居たらしい。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
金葉集の連歌作家に、法師の多いのも合点がゆく。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
三 古今集、後撰集、拾遺集、金葉集、詞花集にはサビシの用例は少く、後拾遺集には六七首あるが、先づ概して少い方である。
— 斎藤茂吉 『『さびし』の伝統』 青空文庫
「逢坂の関の清水にかげ見えて今や引くらむ望月の駒」(拾遺・貫之)、「春ふかみ神なび川に影見えてうつろひにけり山吹の花」(金葉集)等の如くに、その歌調なり内容なりが伝播している。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫