石くれ
いしくれ
名詞
標準
(small) stone
文例 · 用例
名誉も幸福も天の恩恵も凡て目下の小生は路傍の石くれと同一、何らの身を飾るべき宝玉のたしにも為つては呉れない。
— 北原白秋 『わが敬愛する人々に』 青空文庫
「八っちゃん十だけ白い石くれない?
— 有島武郎 『碁石を呑んだ八っちゃん』 青空文庫
落葉のやうな色をしたその獣の背は、夕日の中を、まつしぐらに、木の根石くれの嫌ひなく、何処までも、走つて行く。
— 芥川龍之介 『芋粥』 青空文庫
石くれがごろごろとして、短い草が風になびき、向こうの方には、さびしい丘がつづいていました。
— 小川未明 『赤いガラスの宮殿』 青空文庫
笹原光る いなづまのすぢ照り かげり はげしくなりて、のぼり来し石くれ道に 霧はひ来たる草かげに石を並べて あはれさは、幼き仏 あまた立つなり草かげの 無縁仏のあはれなるところをすぎて つゞく岩原たちまちにおり来 はれゆく夜はの霧。
— 折口春洋 『鵠が音』 青空文庫
一枚の銅貨、時には銀貨、それから石くれ、骸骨、血まみれの死体、あるいは紙入れの中の紙片のように四つにたたまれた幽霊、あるいは何にもないこともある。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
故国のうちに起臥してる間は、その街路も自分に無関係なものであり、その窓も屋根も戸口もつまらぬものであり、その壁も没交渉なものであり、その樹木もありふれたものであり、自分がはいりもしないその家は何の役にも立たないものであり、踏み歩くその舗石は単なる石くれであると、人は思うものである。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
人が足に踏みにじり、炉のうちに投じ、溶解し、沸騰せしむる、あの賤しき石くれも、やがては燦爛たる結晶体となるであろう。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
道の真ん中に小さな石くれが落ちていた。
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彼は海岸で珍しい形の石くれを拾い集めていた。
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足元に転がる石くれに躓きそうになった。
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庭の通路に敷き詰めるため、たくさんの石くれを用意した。
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