幻辞.com

倒死

とうし
名詞
1
標準
dying by the wayside
文例 · 用例
お前のおふくろもお前と同じに肩あげのとれない内から不義に落ちて、お前を負ってこの村へ流れて来て地蔵堂の縁の下に野倒死にしたんじゃ!
里村欣三 苦力頭の表情 青空文庫
男の尻を追って行く途中か、それとも不義のお前という餓鬼をヒッて家に居たたまらず逃げ出した果てが、この地蔵堂の野倒死にか、どっちかまあ解らんが、子が子なら親も親じゃろうって―― お牧婆は口を極めて俺を罵った。
里村欣三 苦力頭の表情 青空文庫
だが俺はまだ母親のように野倒死にはしない。
里村欣三 苦力頭の表情 青空文庫
――安心しろ、まだ野倒死はしないよ――俺はこう思って、笑った。
里村欣三 苦力頭の表情 青空文庫
弘化四年四月三十一日(卅日の誤か)藩籍を脱して(この時年卅六、七)四方に流寓し後|遂に上道郡|大多羅村の路傍に倒死せり。
正岡子規 墨汁一滴 青空文庫
そのときお久「豊志賀さんが野倒死をしてもお前さん私を連れて行きますか」と念を押すので「本当に連れていきます」、キッパリ答えると「ええ、お前さんという方は」たちまちこれが恐しい豊志賀の形相となって、大写しに。
「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 我が圓朝研究 青空文庫
お雪は又、附添して、仮令倒死するとも一旦|嫁いだ以上は親の家へ帰るな、と堅く父親に言い含められて来たことなどを話した。
島崎藤村 家(上巻) 青空文庫
倒死するとも帰るなと堅く言ってよこしたという名倉の父の家へ、果してお雪が帰り得るであろうか。
島崎藤村 家(上巻) 青空文庫
作例 · 標準
戦乱の世では、多くの人々が飢えや病で倒死した。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
過酷な環境での行軍中、疲労困憊して倒死する兵士もいたという。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
山中で遭難し、倒死寸前のところを救助された。
Illusions AI · gemini-2.5-flash