修史
しゅうし
名詞
標準
compilation of a history
文例 · 用例
それによると司馬談は己のまた起ちがたきを知るや遷を呼びその手を執って、懇ろに修史の必要を説き、己太史となりながらこのことに着手せず、賢君忠臣の事蹟を空しく地下に埋もれしめる不甲斐なさを慨いて泣いた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
許されて自宅に帰り、そこで謹慎するようになってから、はじめて、彼は、自分がこの一月狂乱にとり紛れて己が畢生の事業たる修史のことを忘れ果てていたこと、しかし、表面は忘れていたにもかかわらず、その仕事への無意識の関心が彼を自殺から阻む役目を隠々のうちにつとめていたことに気がついた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
しかし、今|疾痛惨怛を極めた彼の心の中に在ってなお修史の仕事を思い絶たしめないものは、その父の言葉ばかりではなかった。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
修史という使命の自覚には違いないとしてもさらに昂然として自らを恃する自覚ではない。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
「我」はみじめに踏みつぶされたが、修史という仕事の意義は疑えなかった。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
修史の仕事は必ず続けられねばならぬ。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
修史の仕事のつづけられるためには、いかにたえがたくとも生きながらえねばならぬ。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
その書名に「日本」なる字を用ゐられた点より考へて、当時の朝鮮及び唐に対して、独立国家たる威容を示すための修史であつたのであらう。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
作例 · 標準
古代の歴史家たちは、国家の修史に尽力した。
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この書物は、特定の時代の修史として貴重な資料だ。
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専門家たちが集まって、大規模な修史プロジェクトが始まった。
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