蹴子
しゅうし
名詞
標準
ejector (rifle, pistol)
文例 · 用例
「蹴子付きのリヴォルヴァなら、ここに三発目の薬莢があるはず。
— THE ADVENTURE OF THE DANCING MEN 『踊る人形』 青空文庫
そのとき、あのねむの木の方かどこか、烈しい雨のなかから、「雨はざあざあ、ざっこざっこ、 風はしゅうしゅう、しゅっこしゅっこ。
— 宮沢賢治 『さいかち淵』 青空文庫
そこへ気がつくや、私も声を優しゅうして、「本を読んでいるのだよ。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
ただ何となく軒端に菖蒲を葺いた郷国の古俗を想い浮べて、何かしら東西両洋をつなぐ縁の糸のようなものを想像したのであったが、後にまたウィーンの歳の暮に寺の広場で門松によく似た樅の枝を売る歳の市の光景を見て、同じような空想を逞しゅうしたこともあった。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
改めておふくろ殿にお掛け合いをいたすために、こんにち罷り越した次第であると、式部は形を正しゅうしておごそかに云った。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
お坊様は命拾いをなされたのじゃで、大人しゅうして嬢様の袖の中で、今夜は助けて貰わっしゃい。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
正統的教養の楽園に安住する専門的物理学者の目から見れば、あまりに空想をたくましゅうした叙述が多かったように見えるかもしれない。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
これに反して、こんな些細な事実を元にしてこんな無用な空想をたくましゅうしていられるような果報な人間もいるのである。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
作例 · 標準
発射後の薬莢には、蹴子痕が残る。
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銃器の蹴子が薬莢を押し出す。
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鑑定の結果、蹴子痕から同じ銃器で撃たれたと判明した。
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