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神鏡

しんきょう
名詞
1
標準
divine mirror
文例 · 用例
奥の間から祭壇を持って来て床の中央へ三壇にすえ、神棚から御厨子を下ろし塵を清めて一番高い処へ安置し、御扉をあけて前へ神鏡を立てる。
寺田寅彦 青空文庫
又ある時は、お祭りの人ごみに立ちまじって、赤いゆもじの裾を染め、オモチャの笛をあわれみ詰まらせ、神木の肌を神さびさせ、仁王様の腕の古疵を疼き痛ませ、御神鏡の光を朧にした上に、伏しおがむ人々の睫毛までも白々としばたたかせて、昔ながらの迷信をいよいよ薄黒く、つまらなく曇らせる。
夢野久作 青空文庫
またその奥には、さまざまな形をした神鏡が、幾つとなく、気味悪い眼球のように閃いているが、背後の鴨居には、祝詞を書きつらねた覚え紙が、隙間なく貼り付けられていて、なかには莫大な、信徒の寄進高を記したものなどもあった。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
しかし、滝人には、一つの懸念があって、明るくなるとすぐに、内陣の神鏡を一つ持ってきた。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
そして、机を二つばかり重ねて、その上に神鏡を据え、しきりと何かの高さを、計測しているようであったが、やがて不安げに頷くと、背後の祝詞文に明かりを向けた。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
そして、自分は神鏡の中を覗き込んだのだが、その瞬間、彼女の膝がガクリと落ちて、全身がワナワナ戦きだした。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
その神鏡の位置というのは、常に行を行う際に、くらが占めている座席であり、かつまたその高さが彼女の眼の位置だとすれば、当然それと対座している十四郎との関係に、なにか滝人を、使嗾するものがあったに相違ない。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
幾千の弓張提灯の上を神輿が自然で動くやうに見えて四方に懸けた神鏡がきら/\として通つた後二三十分で祭の街は死んだやうに静かになつて、海の風が藻の香を送る。
與謝野晶子 住吉祭 青空文庫
作例 · 標準
神棚には、祖先を祀る神鏡が置かれている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
伊勢神宮の八咫鏡は、三種の神器の一つとして神鏡とされている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
神鏡は、神聖な場所や祭祀において重要な役割を果たす。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア

神鏡(しんきょう)とは、神聖な鏡という意味の一般名詞である。神霊のご神体として神社の本殿に祀られている鏡もあれば、または拝殿の神前に置かれている鏡もある。三種の神器の一つである八咫鏡も、神鏡の一つである。

出典: 神鏡 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0