浄写
じょうしゃ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
fair copy
文例 · 用例
上木し得るまでに浄写した美麗な巻で、一勇斎国芳の門人国友の挿画数十枚が入っている。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
遅くまでかかって熱心に唱歌の楽譜を浄写した。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
それは富士川氏蔵の詩集は蘭軒自筆本であるのに、所々に榛軒柏軒の二子及渋江抽斎、森枳園の二|弟子の、蘭軒に代つて浄写した詩が夾雑してゐる事である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
若し詩の浄写が其製作当時に於てせられたものとすると、是は抽斎十七歳の時の書である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此舟遊の七律と「戯呈余語先生」の絶句とを以て、抽斎浄写の詩が畢る。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
秋の詩も亦五首あつて、末の三首に冬の詩を連ねて森枳園が浄写してゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
公けにする事を諾したる後も、身辺の事情に束縛せられて、わが旧稿を自身に浄写する暇さへ見出し得ず。
— 夏目漱石 『『文学論』序』 青空文庫
小品文花火を脱稾したれば浄写す。
— 断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 『断腸亭日乗』 青空文庫
作例 · 標準
下書きを何度も修正した後、ようやく完成稿の浄写に取りかかった。
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彼は能筆家として知られ、依頼された祝辞を美しい楷書で浄写した。
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昔の文豪たちは、自らの手で原稿を浄写する作業を大切にしていた。
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