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砂原

すなはら
名詞
1
標準
sandy plain
文例 · 用例
古い地質時代にヨーロッパの北の半分を蔽っていた氷河が退いて行って、その跡に出来た砂原の窪みに水の溜ったのがこの湖とこれに連なる沢山の湖水だそうである。
寺田寅彦 異郷 青空文庫
小学時代に、夏が来ると南磧に納涼場が開かれて、河原の砂原に葦簾張りの氷店や売店が並び、また蓆囲いの見世物小屋がその間に高くそびえていた。
寺田寅彦 涼味数題 青空文庫
コメススキや白山女郎花の花咲く砂原の上に大きな豌豆ぐらいの粒が十ぐらいずつかたまってころがっている。
寺田寅彦 小浅間 青空文庫
それを聞いたとたんに、眼から鱗が落ちるとはあんな時の感じを言うのでしょうか、悲壮も厳粛も一瞬のうちに消え、私は憑きものから離れたように、きょろりとなり、なんともどうにも白々しい気持で、夏の真昼の砂原を眺め見渡し、私には如何なる感慨も、何も一つも有りませんでした。
太宰治 トカトントン 青空文庫
いつの間にか子供らが麻ばたけの中や岸の砂原やあちこちから七八人集って来ました。
宮沢賢治 革トランク 青空文庫
けれども、或る静かに晴れ渡った午後の事、ウミガメの卵を焼いて食べたあとで、二人が砂原に足を投げ出して、はるかの海の上を辷って行く白い雲を見つめているうちにアヤ子はフイと、こんな事を云い出しました。
夢野久作 瓶詰地獄 青空文庫
森の神夢野久作 森の神様が砂原を旅する人々のために木や竹を生やして、真青に茂りました。
夢野久作 森の神 青空文庫
輪※と轉生地獄の鬼がまはす車のやうに冬の日はごろごろとさびしくまはつて輪※の小鳥は砂原のかげに死んでしまつた。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
作例 · 標準
地平線の彼方まで続く広大な砂原を、ラクダの隊列がゆっくりと進んでいく。
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強い風が吹くと砂原の砂が舞い上がり、視界が遮られて方向感覚を失いそうになる。
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「この砂原の地下には、実は膨大な量の地下水が眠っていると言われているんだ」
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