砂地
すなじ異読 すなち
名詞頻度ランク #38810 · 青空 554 例
標準
sandy soil
文例 · 用例
日の照る砂地に落ちてゐた硝子を、歩み来た旅人は周章てて見付けた。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
小初は元の砂地に坐って薫の後姿を見送った。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
洪積期の遺物と見られる泥炭地や砂地や、さもなければはげた岩山の多いのに驚いたことであったが、また一方で自然の厳父の威厳の物足りなさも感ぜられた。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
柔らかい砂地を踏みしめながらあるいているうちに、かつて経験した事のない不思議な心持になって来た。
— 寺田寅彦 『異郷』 青空文庫
どんよりと吉野紙に包まれたような空の光も、浜辺のような白い砂地のかがやきも、見るもののすべての上に灰色の悲しみが水の滲みるように拡がって行った。
— 寺田寅彦 『異郷』 青空文庫
「ここが、いいわ」 岸にあがっている大きい漁船と漁船のあいだに花江さんは、はいって行って、そうして砂地に腰をおろしました。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
ドイツでは行っても行っても洪積期の砂地のゆるやかな波の上にばらまいた赤瓦の小集落と、キーファー松や白樺の森といったような景色が多い。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
岩の間をすらすらと縫って、銑さんが船を持って来てくれる間、……私は銀の粉を裏ごしにかけたような美しい砂地に立って、足許まで藍の絵具を溶いたように、ひたひた軽く寄せて来る、浪に心は置かなかったが、またそうでもない。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
作例 · 標準
この辺りは砂地だから、水はけが良すぎて作物を育てるのが大変だ。
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足元が砂地になっているので、ヒールのある靴だと歩きにくいですよ。
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砂地に自生する植物を探しに、海岸沿いの砂丘まで足を運んだ。
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