殿舎
でんしゃ
名詞
標準
palace
文例 · 用例
地方官の中のよい趣味を持つ一人一人に殿舎をわり当てにして作らせていた。
— 澪標 『源氏物語』 青空文庫
例年の新嘗・神今食並びに大嘗祭には、式に先つて、忌部が、天子平常の生活に必出入せられる殿舎を廻つて、四隅にみほぎの玉を懸けて、祝詞を唱へて歩いた。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
此神の一行と見るべきものが、宮廷の主人なる天子常用の殿舎だけを呪うて廻る。
— 折口信夫 『「とこよ」と「まれびと」と』 青空文庫
清暑堂焼亡の後も、他の殿舎の辺りで、「清暑堂御神楽」と言ふ名で行はれてよい訣なのである。
— ――序説として―― 『唱導文学』 青空文庫
殿舎を祓へ、祝福する場合に、最重要な位置を占めるものと思はれる。
— ――その基礎論―― 『日本文学の発生』 青空文庫
殿舎を鎮めるのです。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
宮廷生活に於てさへ、神来臨して門におとづれ、主上の日常起居の殿舎を祓へてまはつた風は、後世まで残つてゐた。
— 常世の国 『古代生活の研究』 青空文庫
もう正月に餘日もないので、大切な客人を迎えるために急いで工匠や園丁を雇い、殿舎の修繕や林泉の手入れにかゝつたのである。
— 谷崎潤一郎 『少将滋幹の母』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の貴族たちは、美しい殿舎で暮らしていた。
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遠くに見えるあの荘厳な建物は、かつて王族が住んでいた殿舎だ。
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古い絵巻物には、雅な殿舎の様子が詳細に描かれている。
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