伝写
でんしゃ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
copying and transmitting a text
文例 · 用例
蝶子はんによろしゅう」 柳吉と別れて、電気写真館の前まで来ると、〆団治は自分の宣伝写真でも出てないやろかと、ふと陳列窓を覗いてみて、急に大声だした。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そいつがね、浴衣の宣伝写真をうつすことになったんだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
しかし、まあ季節はずれと言えばね、その浴衣の宣伝写真はなんと五月頃にとるってからね。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
勿論江戸時代、寛政、明和の頃に、見もし聞きもした不思議な話を筆写したものでありますが、伝写がかさなっているらしく、草行まじりで、丁寧だけれども筆耕が辿々しい。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
是れは昔長崎の出島に在留して居た和蘭のドクトル・ヅーフと云う人が、ハルマと云う独逸和蘭対訳の原書の字引を飜訳したもので、蘭学社会唯一の宝書と崇められ、夫れを日本人が伝写して、緒方の塾中にもたった一部しかないから、三人も四人もヅーフの周囲に寄合て見て居た。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
その画がひろく伝写されたのも見た。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
さうして、更に推測を加へれば、日本書の帝紀が早く成つて、其が伝写を経て、様々の異本を生じて居たものとも考へられる。
— 折口信夫 『日本書と日本紀と』 青空文庫
この掛け合い吹き込みの宣伝写真で私のパートナーは支那服姿で三味線を弄してと書いたが、じつは彼女、三味線はペンともツンとも鳴らせなくて、ほんとうの吹き込みの時は下座の老女が弾いてくれ、私はその絃で新内や大津絵を歌った。
— 正岡容 『わが寄席青春録』 青空文庫
作例 · 標準
古文書の保存のため、現代の技術で内容を正確に伝写する作業が進められている。
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師から弟子へと、秘伝の技が口頭で伝写されてきた。
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その文献は、何世紀にもわたって手書きで伝写されてきたものだ。
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