貢納
こうのう
名詞動詞-サ変
標準
paying a tribute
文例 · 用例
これなる床の軸にも見える通り、御先々代八郎次さまは至っての偉物でな、病気平癒の祈願を籠めてさしあげたは、かく言う沼田正守がまだ壮年の砌のことじゃ、それ以来当豊明権現を大変の御信仰で、あの一札にもある通り、貢納米から労役人夫、みな行き届いた御仕方じゃ。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
その叔父が十一月なかばに江戸へ出て来て、かたきの与右衛門が年貢納めに江戸へ来ると云うことを教えたので、おたかは主人から暇を取り、与右衛門が天王橋を通るところを待ち受けて、叔父の手引きで本意を遂げました。
— 吉良の脇指 『半七捕物帳』 青空文庫
もとより米麦に乏しい土地だから、その定見取米も大豆や蕎麦や稗などで納めさせられたが、年々おびただしい木租を運搬したり、川出ししたりする費用として、貢納の雑穀も春秋二度に人民へ給与せられたものである。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
この貢納の旧例こそは、何よりも雄弁に木曾谷山地の歴史を語り、一般人民が伐木と開墾とに制限のなかったことを証拠立てるものであった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
数ヶ年間にスカンジナヴィアからユウジンに移住したと想像されるゴオト族は、年々貢納を納めるということでその戦勝軍を撤退することに同意した。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
主たる権力を握るマメリウクは、自ら富むことだけを考え、この目的のために最も簡単な方法と思われるもの、すなわち見つかり次第に富を奪い取り、暴力でそれを所有者から強奪し、そして絶えず新らしい勝手な貢納を課するという方法を、とっている3)。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
時には全村が事実上のまたは想像上の罪過の故をもって貢納を課せられる。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
1) Eton's Turkish Emp. c. viii. 2nd ed. 1799. 2) Id. c. ii. p. 55. パシャは、貢納を支払い、また彼れの地位の買収費を償い、その威厳を保ち、そして事故の場合に備えるために、貨幣を徴集しなければならない。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
作例 · 標準
古代日本では、各地方から朝廷へ貢納が行われていた。
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年貢を貢納することが、当時の農民の義務だった。
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貢納された品々は、国家の財政を支える重要なものだった。
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