後脳
こうのう
名詞
標準
rhombencephalon
文例 · 用例
そのため後脳をひどく打ち肋骨を折って親父は悶絶した。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
向うに仰様に寝て、両肱を空に、後脳を引掴むようにして椅子にかかっていたのは、数学の先生で。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
主税は仰向けに倒れたが、枕はしないで、両手を廻して、しっかと後脳を抱いた。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
昼の三味線、赤い鶏頭、それが真赤に陰気にこんがらがると、今度はまたお隣のお岩稲荷から恐ろしいお百度参りの祈願と呪咀との咽び泣きが絶間もなく俺の後脳に鋭い映画の閃光を刺し通す。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
〔Gen-gen, byo_-soku-byo_〕 …… 〔Gen-gen, byo_-soku-byo_〕 …… 苦しい、苦しい、奈何かしてくれ、真赤な地獄絵の映画がキラキラキラキラ俺の後脳に烙きつく。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
と、李張の手にした矢が飛んでその前額から後脳にかけて貫いた。
— 田中貢太郎 『悪僧』 青空文庫
海石はそこでその髪をひっつかんで、後脳のところを検べた。
— 田中貢太郎 『劉海石』 青空文庫
更に見よ、漆のやうに鮮潤なりし髪は、後脳の辺に若干の白きを交へて、額に催せし皺の一筋長く横はれるぞ、その心の窄れる襞ならざるべき、況んや彼の面を蔽へる蔭は益す暗きにあらずや。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
作例 · 標準
後脳は、脳幹の一部を構成する重要な部位である。
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解剖学の授業で、後脳の構造について学んだ。
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後脳の損傷は、運動機能に深刻な影響を与えることがある。
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