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輾転

てんてん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
rolling about
文例 · 用例
文徳実録に見える席田郡の妖巫の、その霊|転行して心を心の二字が祇尼法らしいから、随分と索隠行怪の徒には輾転伝受されていたのだろうと思われる。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
など低く口に出して言ってみたりして、床の中で輾転しているのである。
太宰治 青空文庫
世外の老人の死だから、五年やそこらは何れが真実でも差支は無いが、想うに書写|輾転の間に生じた何れかの誤りなるのみであろう。
幸田露伴 連環記 青空文庫
毎夜、毎夜、万朶の花のごとく、ひらひら私の眉間のあたりで舞い狂う、あの無量無数の言葉の洪水が、今宵は、また、なんとしたことか、雪のまったく降りやんでしまった空のように、ただ、からっとしていて、私ひとりのこされ、いっそ石になりたいくらいの羞恥の念でいたずらに輾転している。
太宰治 めくら草紙 青空文庫
此時、想世界の敗将気|沮み心疲れて、何物をか得て満足を求めんとす、労力義務等は実世界の遊軍にして常に想世界を覗ふ者、其他百般の事物彼に迫つて剣鎗相|接爾す、彼を援くる者、彼を満足せしむる者、果して何物とかなす、曰く恋愛なり、美人を天の一方に思求し、輾転反側する者、実に此際に起るなり。
北村透谷 厭世詩家と女性 青空文庫
然るに発露刀一たび彼の心機を断截するや、彼は自ら依怙するところを喪ひたり、仏智はこの一瞬間に彼の中に入り、彼をして照明の心鏡に対せしめ、慚愧苦憂、輾転煩悶せしめ、然る後に自己を寄するところを知らしめたり。
北村透谷 心機妙変を論ず 青空文庫
壁から忍び笑いの声が聞えて来て、深夜、床の中で輾転しているのです。
太宰治 斜陽 青空文庫
寝付が悪いというお久が今夜は熟睡って、寝坊だと笑われている自分が今夜は何うして睡られそうもないので、お菊は幾たびか輾転した。
岡本椅堂 黄八丈の小袖 青空文庫
作例 · 標準
事故の後、彼は激痛に苦しみ、ベッドの上で輾転としていた。
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徹夜で考えた企画書が受理されず、悔しくて部屋で輾転した。
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病気の子供は熱が高く、夜通し布団の中で輾転と苦しんでいた。
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2
標準
tossing and turning (in bed)
作例 · 標準
大事なプレゼンの前夜は、緊張のあまりベッドで輾転としてなかなか眠れなかった。
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彼のことを考えると胸が締め付けられ、毎晩、輾転として朝を迎える。
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蒸し暑い夏の夜は、クーラーなしでは輾転するばかりで眠れない。
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