点々
てんてん
副詞副詞-と頻度ランク #32115 · 青空 691 例
標準
here and there
文例 · 用例
そうした初夏の野道に、遠く点々とした行路の人の姿を見るのは、とりわけ心の旅愁を呼びおこして、何かの縹渺たるあこがれを感じさせる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
しかしてどこから見ても、神河内を統御する大帝は穂高岳で、海抜五千七百尺の神河内から聳ゆること更に五千尺に近く、梓の濶流も、支線の小峡流も、その間の幾十反の点々たる平地も、何もかも一切包まれた谷は、神つ代の穂高見の命の知ろし召す世界である。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
河原の砂に、点々として、爪痕のあるのは、水を飲みに下りた、鹿の足痕であると、猟師はいう。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
岩は鋼鉄のように硬くなりながらも、イワベンケイ、ミヤマダイコンソウ、ムカゴトラノオなど、黄紫のやさしい花を、点々とその窪洞に填めながら、ギザギザに尖っている輪廓を、無数に空に投げ掛けている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
白い吹雪が大原の中を、点々と飛ぶ、大きく畝ねる波系が、白くざわざわと、金剛杖に掻き分けられて、裾に靡く、吹雪は野菊の花で、波系は芒の穂である。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
その時、日本の五月の朝の中空には点々、点々、点々、点々。
— 岡本かの子 『五月の朝の花』 青空文庫
それどこでなくカムパネルラは、その雑誌を読むと、すぐお父さんの書〔斎〕から巨きな本をもってきて、ぎんがといふところをひろげ、まっ黒な頁いっぱいに白い点々のある美しい写真を二人でいつまでも見たのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
そのとき林の中は黄金いろの日光で点々になっていました。
— 宮沢賢治 『二人の役人』 青空文庫
作例 · 標準
雪が点々と降り始め、地面がうっすらと白くなってきた。
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広がるキャンバスに、絵の具を点々と置いて抽象画を描いた。
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彼は話すたびに、重要なキーワードを点々と強調するのが癖だった。
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標準
dots
作例 · 標準
黒い生地に白い点々が模様として散りばめられたスカートを買った。
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彼女のノートには、大切な箇所に赤ペンで点々がつけられていた。
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印刷された写真には、よく見ると小さな色の点々が集まってできているのがわかる。
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