巧技
こうぎ
名詞
標準
skill
文例 · 用例
その略にいわく、豕の智慧は啖肉獣(犬猫等)のもっとも賢いものに比べると少し劣るのみなるは、学んだ豕とて種々の巧技を演ずるを見ても首肯し得る。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
ギターが自慢で、不遇なギター弾きの深刻な悲恋か何か演じれば巧技忽ち一世を風靡して時代の寵児となるのだけれども、それが分りすぎるから同僚の嫉みに妨げられて実現できないのだという。
— 坂口安吾 『青鬼の褌を洗う女』 青空文庫
広場に小屋がけをし、夜になると、あかあかと燈火をつけ、鐘や太鼓をうちならして、にぎやかにこうぎやうしました。
— 豊島与志雄 『スミトラ物語』 青空文庫
塩の味のことなどを、こうぎょうぎょうしく書きたてるのは、あまりいい趣味ではないかもしれない。
— 中谷宇吉郎 『塩の風趣』 青空文庫
これにたいして、イギリスは幕府にこうぎをしましたが、フランスも、このような日本人のやりかたをふんがいしたからです。
— ペンは剣よりも強し 『福沢諭吉』 青空文庫
そのながれはいま見えないけれどもむこうぎしの男山八幡のこんもりした峰があいだに大河をさしはさんでいるようでもなくつい眉の上へ落ちかかるように迫っている。
— 谷崎潤一郎 『蘆刈』 青空文庫
かれが、こうぎょうてんしたせつなに、猿の毛皮であたまから身をかくしていた鞍馬の竹童は、「オオ」 と、その全姿をあらわすとともに、とびついて、蛾次郎の手にある短銃をもぎとろうとした。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
作例 · 標準
彼のバイオリンの巧技は、聴衆を魅了した。
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その職人は、長年の経験で培った巧技を持っている。
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巧技を磨くには、日々の練習が欠かせない。
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