公義
こうぎ
名詞
標準
justice
文例 · 用例
寶暦五年春三月、伊豆守江戸に參覲ありて、多日在府なされし折から、御親類一同參會の事ありき、幼君其座にて、「列座の方々、いづれも豫て御存じの如く、某勝手不如意にて、既に先年公義より多分の拜借いたしたれど、なか/\其にて取續かず、此際家政を改革して勝手を整へ申さでは、一家も終に危く候。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
エリパズら三友人はヨブの不信的哀哭に接して、彼らの推測の過たざりしを知り、半ば彼を憐むの同情心より、半ば彼を責むるの公義心――神に対する義務の感――よりして彼に向って語らんとするのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
量長は長近より五代目に当る公義の子で、文化九年十二月十三日誕生、文政八年三月廿八日十四歳を以て元服、越後|権介に任じ、同日院昇殿を聴され、その後|弾正少弼を経て修理大夫に至り、位は天保十三年十二月廿二日従四位上に叙せられたことまでは、地下家伝によつて知ることが出来る。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
私情に徇する餘り、公義を忘れるからである。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
然りと雖も八幡公義家が、馬を朔北の曠野に立て、乱鴻を仰いで長駆、安賊を鏖殺したる、当年の意気豈悉消沈し去らむ哉。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
註繹者曰、四星は四大徳即ち思慮、公義、剛氣及び節制を表はすと二五―二七【北の地】人の住む處なる北半球。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
公義を説くは、土の俗なり。
— 南洲手抄言志録 『南洲手抄言志録』 青空文庫
シカモ大筋ニ臨ムニ※テ私情ニ拘ハリ公義ヲ失フニ非ラザレバ則畏縮退避シテ活ヲ草間ニ窃ムモノ往往ニシテアリ。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
作例 · 標準
彼の行動は公義にかなっていた。
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公義を重んじる精神が社会には不可欠だ。
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彼は公義のために戦うことを誓った。
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