顔かたち
かおかたち異読 がんぼう・がんよう
名詞多音語
標準
features
文例 · 用例
年頃も顔かたちも丁度註文通りに見えたので、かれは更に奥女中の雪野というのを連れて来て眼利きをさせた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
そしておもしろい事にはその彫刻に現わされたガルダの顔かたちが、わが国の天狗大和尚の顔によほど似たところがあり、また一方ではジャヴァのある魔神によく似ている。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
ただ化け物の顔かたちがだんだんにちがったものとなって現われるだけである。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
顔かたちもおんなじでした。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
あのひとの名前も、また、顔かたちさえ記憶から遠ざかっている現在なお、あの鮨やの親爺の顔だけは絵にかけるほど正確に覚えているとは、よっぽどあの時の鮨がまずく、自分に寒さと苦痛を与えたものと思われます。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
逸作は身体を揺り上げながら笑っている間に画家らしく、雛妓の顔かたちを悉皆観察して取ったらしく、わたくしに向って、「名前ばかりでなく、顔もなんだかお前に肖てるぜ。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
その中に横はる蒼く萎びたお辻の死体……彼は、小さくても肉付きのよい顔かたちの人並すぐれてよく整つてゐた若い頃のお辻が、いつの間にか年をとつて、こんなに蒼く萎びたかと、納棺前のお辻の死体の傍で感じたことを思ひ出した。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
顔かたちを見るなり、柳吉の妹だと分った。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は母親譲りの整った顔かたちをしていて、誰もが振り返るほどだった。
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幼い頃の写真は、現在の彼の顔かたちとほとんど変わらない。
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彼の顔かたちから、どことなく異国の血を感じさせる。
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