人君
じんくん
名詞頻度ランク #35499 · 青空 26 例
標準
sovereign
文例 · 用例
君は冒險にして自由の人君は白い雲のやうに、この解きがたくふしぎなる愁ひをしる。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
氏は客達の環中に悠然と坐って居ると殆ど大人君子のような立ち優った風格に見える。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
それは鎌倉以後三四年たった時分葉子が××誌から書かされたもので「麻川氏はその本性、稀に見る稚純の士であり乍ら、作風のみは大人君子の風格を学び備えて居る為めにその二者の間隙や撞着矛盾が接触する者に誤解を与える。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
舌は心の霊苗なり、とはどんな聖人君子の言葉か知らないが、何の事やらわけがわからぬ。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
「周樹人君と交際してはいけないって、きのう或る人から言われたのですけど。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
時の所謂『道徳家』たちは彼等を、ごろつきの背徳者として罵り、いやいまだって上品ぶった正人君子たちは彼等の行状には顰蹙しているのです。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
そこで僕は一本の煙草に火を点じて、再び、所謂『正人君子』の輩に、深く憎悪されるところの文章を書きつづけるのである。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
太祖の英明にして意を民人に致せしことの深遠なるは言うまでも無し、太子の仁、太孫の慈、亦人君の度ありて、明律|因りて以て成るというべし。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫