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閑暇

かんか異読 かんが
名詞
1
標準
leisure
文例 · 用例
従つて彼等の間では彼等が世間に向つて抱くその野望からの当然の産物として出て来なければならなかつたのは、仲間同志に於ては、その仲間の誰でもを褒めたとも譏つたとも理由の分らない噂――まあまあ噂――さうつまり噂なんだ、それを作り出さんことに閑暇がない。
――飜弄さる 蜻蛉 青空文庫
さういつたつて、今我々には「集団」の声は余りに耳近く響き、各人各様の閑暇なぞ、却々以てあるべくもない。
中原中也 よもやまの話 青空文庫
食色の慾が足り、少しの閑暇があり、利益や権力の慾火は断えず燃ゆるにしてもそれが世態|漸く安固ならんとする傾を示して来て、そうむやみに修羅心に任せてが寄ってたかって競り上げた。
幸田露伴 骨董 青空文庫
以上の所説は、一見はなはだしく詭弁をろうしたもののように見えるかもしれないが、もし、しばらく従来の先入観をおいて虚心に省察をめぐらすだけの閑暇を享有する読者であらば、この中におのずから多少の真の半面を含むことを承認されるであろうと信ずる。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
食色の慾が足り、少しの閑暇が有り、利益や権力の慾火は断えず燃ゆるにしても其れが世態漸く安固ならんとする傾を示して来て、然様無暗に修羅心に任せてが寄つてたかつて競り上げた。
幸田露伴 骨董 青空文庫
我は一日を千秋と数へて今日まで待ちつるものを、今更に閑暇を得ながら行くべきところに行かぬは、あさはかな心の虫の焦つを抑へかねて、一書を急飛し、飄然家を出でゝ彼幻境に向ひたるは去月二十七日。
北村透谷 三日幻境 青空文庫
汝等が要らざる詮議立てして、罪も無き罪人を作る閑暇に、わが如き大悪人を見逃がしたる報いは覿面。
夢野久作 白くれない 青空文庫
だから出来るだけ筋を入組ませて、出来るだけ読者の閑暇を潰せるように競争して書いたのが初まりだという説明を聞くと、成る程、そんなものかと思えない事もない。
夢野久作 探偵小説の正体 青空文庫
作例 · 標準
仕事の合間の閑暇を利用して、読書を楽しんでいる。
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退職後は、閑暇を趣味に費やしたいと思っている。
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都会の喧騒から離れ、静かな閑暇を過ごす。
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「あら、今日は珍しく閑暇があるのね。お茶でもどう?」
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