轗軻
かんか
名詞
標準
separation from the world
文例 · 用例
況んや其の性情拗戻辛辣にして、自ら轗軻蹉躓、百事不如意の境遇を招致し、而して不平鬱勃、渇虎餓狼の如き状に在るものの、詭激側仄の感情より生じたる論議評隲に於てをやである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
彼が生路はおおむね平滑なりしに、轗軻数奇なるはわが身の上なりければなり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
彼が生路は概ね平滑なりしに、轗軻數奇なるは我身の上なりければなり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
孔子の饑餓に苦められしことあるも、孟子が轗軻不遇に終りしも、帰する所は同一理なり。
— 石橋忍月 『罪過論』 青空文庫
彼が生路は概ね平滑なりしに、轗軻数奇なるは我身の上なりければなり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
わたくしは初め二世池田全安さんの手より此巻物を受けて披閲した時、京水の轗軻不遇の境界をおもひ遣つて、嗟歎すること良久しかつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
親に別れ良人に別れ、生涯住所定まらず、轗軻不遇に世を送る、鷹嘴鼻に変えることに致しましょう」 源之丞は隣室へ耳を澄ました。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
「少しも早く師の許へ」 師の陣風斎という人は、実際|轗軻不遇の士。
— 江見水蔭 『死剣と生縄』 青空文庫
作例 · 標準
彼は俗世間との轗軻を選び、山奥で隠遁生活を送った。
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轗軻の境地に至るには、深い精神修養が必要だ。
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「ええ、もう世間との轗軻を考えてるの?まだ若いのに。」
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