佳例
かれい
名詞
標準
good example
文例 · 用例
それは上代から毎年八月十五日を期して行われたのでありましたが、久しく廃れていたのを、この二月|初卯を期して――後代の佳例に残るかどうかは知らないが、ともかくもやってみたいというのが発企者の意見で、それに輪をかけたのが賛成人と市中村々の人民とでありました。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
『倭名鈔』の郷名に葛例または嘉礼があるというが、この類例は今日は多くは佳例川・嘉例川などと川の字を伴ないて存しかえって涸渓の説に背いている。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
嘉例沢、佳例川等が果して軽井沢と同じ語の変化なるか否かはまだ疑いがあるがこちらにはまた別の説明がある。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
はじめの負けは御当家の佳例かと覚えまする」 と、なぐさめた。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫
敏子が訪ねてきて村上にかれいの礼をいったのを傍で聞いた山崎は自分が持ってきたかれいを村上はすぐに敏子のところへ廻したのだと思った。
— 九鬼周造 『かれいの贈物』 青空文庫
「かれいの贈物」という同一の事項が偶然に継起的に繰返されたのだ。
— 九鬼周造 『かれいの贈物』 青空文庫
ただ他の場合と少しちがうことは、この場合においては作者自身が被試験物質ないしは動物となって、試験管なり坩堝なり檻なりの中に飛び込んで焼かれいじめられてその経験を歌い叫び記録するのである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
まあ急かずと聞かれいと云うに……こう云えば最早お解かりじゃろうが、武辺の嗜みというものは、ただ弓矢、太刀筋ばかりに限ったものではないけにのう……」「……ハ……ハイ……」「人間、人情の取々様々、世間風俗の移り変りまでも、及ぶ限り心得ているのが又、大きな武辺のたしなみの一つじゃ。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
作例 · 標準
彼の誠実さは、我々が見習うべき佳例だ。
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このプロジェクトの成功は、今後の発展における佳例となるだろう。
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佳例に倣って、皆で協力してこの課題を乗り越えよう。
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彼女の献身的な態度は、多くの人にとって佳例となった。
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