遐齢
かれい
名詞
標準
longevity
文例 · 用例
敏子が訪ねてきて村上にかれいの礼をいったのを傍で聞いた山崎は自分が持ってきたかれいを村上はすぐに敏子のところへ廻したのだと思った。
— 九鬼周造 『かれいの贈物』 青空文庫
「かれいの贈物」という同一の事項が偶然に継起的に繰返されたのだ。
— 九鬼周造 『かれいの贈物』 青空文庫
ただ他の場合と少しちがうことは、この場合においては作者自身が被試験物質ないしは動物となって、試験管なり坩堝なり檻なりの中に飛び込んで焼かれいじめられてその経験を歌い叫び記録するのである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
まあ急かずと聞かれいと云うに……こう云えば最早お解かりじゃろうが、武辺の嗜みというものは、ただ弓矢、太刀筋ばかりに限ったものではないけにのう……」「……ハ……ハイ……」「人間、人情の取々様々、世間風俗の移り変りまでも、及ぶ限り心得ているのが又、大きな武辺のたしなみの一つじゃ。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
末遠き二葉の松に引き分かれいつか木高きかげを見るべき とよくも言われないままで非常に明石は泣いた。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
門に入らんとして那倶羅子の唇に血着いたのを見、さてはこの物我らの不在に我児を※い殺したと合点し、やにわに杖で打ち殺し、門を入ればその児庭に坐し指を味おうて戯れおり、側に毒蛇七つに裂かれいる。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
早うここを立ち退かれい。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
で、ではわれ等の新手がかかるゆえ、後につづかれいッ。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は今年で百歳を迎え、その遐齢は多くの人に驚きを与えた。
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健やかな生活を心がけ、遐齢を全うすることを願う。
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祖父は、遐齢にもかかわらず、矍鑠としていた。
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遐齢を祝して、盛大な長寿の宴が催された。
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