家例
かれい
名詞
標準
family custom
文例 · 用例
毎月二日はほとけの命日でござれば、誰にかぎらず、門前をすぐる出家をよび止めて、囘向を頼みまゐらするが家例でござる。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
さうして又日本にはそれに對して既に注意した大家例へば貫名などの如き人もある。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
今宵、家例に因り、宴會を催しまして、日頃別懇の方々を多勢客人に招きましたが、貴下が其組に加はらせらるゝは一|段と吾家の面目にござる。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
」屠蘇を上る家例は未だ廃せられずにゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
鳥はいぬかや大鳥は、……信玄公の坊主頭、あの時はよっぽど驚いたと見える」 去年と云うから弘治三年、端午の節句の夜であったが、家例によって楯無しを飾り、信玄は酒宴を催した。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
ところが武田家の家例として楯無しの鎧はその夜の中に――しかも深夜|丑の刻に信玄親しく附き添って宝蔵へ納めなければならなかった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
左団次は先代以来、十二月の三十一日に一門を引き連れて、ここへそばを食いに来るのが家例になっていた。
— 小山内薫 『芝、麻布』 青空文庫
この文は普通道徳家例えば『益軒十訓』などの文と違い実世間的な教訓を織りまぜたものであって、いつしか少年の私の心に沁み込んで行った。
— 斎藤茂吉 『三筋町界隈』 青空文庫
作例 · 標準
我が家では、年末に家族全員で集まるのが長年の家例だ。
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その家例は、祖母から母へと受け継がれてきた。
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家例に従い、お正月には特別な料理が食卓に並ぶ。
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