深意
しんい
名詞
標準
deep or profound meaning
文例 · 用例
依て窃に案ずるに、本文の初に子なき女は去ると先ず宣言して、文の末に至り、妾に子あれば去るに及ばずと前後照応して、男子に蓄妾の余地を与え、暗々裡に妻をして自身の地位を固くせんが為め、蓄妾の悪事たるを口に言わずして却て之を夫に勧めしむるの深意ならんと邪推せざるを得ず。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
そもそも天の此文を喪さざるの深意なるべし。
— 福沢諭吉 『中元祝酒の記』 青空文庫
さればこの文章をワザ/\郵便で送り越されたこと、必定訓戒の深意を含めてあるものと推察し、一層難有く拝読驚歎した。
— 木下尚江 『臨終の田中正造』 青空文庫
それ上古貴族的の社会は人類を教育して自由の天性を全うせしむる一の学校にてありしことは、人類が幾千年を経過したるの今日に至り、初めてその過去の足跡を回顧しようやくにしてその深意の万一を理解するを得るに至れり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
この詩章を読みて卑猥なりとなすものあらば、そはこの詩章の深意を解すること能はざるものなり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
暫時の沈黙のうちに、男と女の瞳が互いにその奥底の深意を読もうとあせって、はげしく絡みあい、音をたてんばかりにきしんだ。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
よくよく心して、山を大切に扱い、その深意に耳を傾けてもらいたいと思う。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
その考えは、利家の深意に中っていた。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
その詩には、読み解くほどに深い深意が込められていた。
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彼の沈黙には、言葉以上の深意があるように感じられた。
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哲学者の言葉は、一見すると難解だが、その深意を理解すると感銘を受ける。
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