奥義
おうぎ異読 おくぎ
名詞頻度ランク #22914 · 青空 195 例
標準
secret techniques (of an art or skill)
文例 · 用例
だがそれにも拘らず、彼はその趣味性の享楽を生活化し、ヂレツタンチズムを肉体化することによつて、不思議な個性的芸術を創造するところの、日本茶道精神の奥義を知つてる。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
ちなみに太郎の仙術の奥義は、懐手して柱か塀によりかかりぼんやり立ったままで、面白くない、面白くない、面白くない、面白くない、面白くないという呪文を何十ぺん何百ぺんとなくくりかえしくりかえし低音でとなえ、ついに無我の境地にはいりこむことにあったという。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
茶の湯も何も要らぬ事にて、のどの渇き申候節は、すなわち台所に走り、水甕の水を柄杓もてごくごくと牛飲仕るが一ばんにて、これ利休の茶道の奥義と得心に及び申候。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
すなわち食通の奥義である。
— 太宰治 『食通』 青空文庫
恋愛を有せざる者は春来ぬ間の樹立の如く、何となく物寂しき位地に立つ者なり、而して各人各個に人生の奥義の一端に入るを得るは、恋愛の時期を通過しての後なるべし。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
「あなたが独りで勉強しているのを見て、殿さまが若殿をよこして、学問の奥義を講釈させて上げようと思ったのです。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
我自ら生命の源に遡って、天地の奥義を明らかにする」と、そして刻苦して疲れを忘れ、朝から晩まで、夜から夜明けまで、或いは食わず、或いは眠らず、或いは仕事もせず勤めも執らず、或いは親に仕える事を怠り、妻を省みることも無くなる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
曽子の日頃の篤学力行は、既に物事にも道理にも十分に充実して、しかも満足することなく、先王の教・孔子の道の奥義を究めようとしている。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
例句