深奥
しんおう
名詞
標準
depths (of an art, one's mind, etc.)
文例 · 用例
しかし「印象明白」ばかりが、必ずしも蕪村の全般的特色ではなく、他にもっと深奥な詩情の本質していることを、根岸派俳人の定評以来、人々が忘れていることを責めねばならない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
しかしながら Real といふ言葉は外国語の意味に於いては、単なる「現実」を指すのでなく、もつと深奥な哲学的の意味、即ち或る「真実のもの」「確実なもの」、架空の幻影や仮象でなくして、正に「実在するもの」といふやうな意味を持つてゐる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
欧洲アルプスではこれが三百米突位な深さに達し、登山者のみならず、羚羊までが踏み落ちると、そのまま氷漬けになり、自然の墳墓になるということであるが、日本ではそのように深奥なのはない。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
日本人を生んだ自然とその中における生活とがあってしかる後に生まれ出た哲学宗教思想や文学芸術に関する詳細な深奥な考察については、私などよりは別にその人に乏しくないであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
今後第四階級者にも資本王国の余慶が均霑されて、労働者がクロポトキン、マルクスその他の深奥な生活原理を理解してくるかもしれない。
— 有島武郎 『宣言一つ』 青空文庫
思ふに彼等は、夜の灯火といふものに対して、何かの或る神秘的なあこがれ、生命の最も深奥な秘密に触れてゐるところの、不思議な恋愛に似た思慕を感じてゐるにちがひない。
— 萩原朔太郎 『月の詩情』 青空文庫
(だが真の芸術家の有する夢想は、イデヤの深奥な実在に触れてるもので、永遠に実現される可能がない故、結局して彼等は終生の芸術家である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
すべての一義感的なる詩は、どんな詩派の傾向に属するものでも――浪漫派でも、印象派でも、未来派でも、表現派でも、――必然的に皆霊魂の深奥する象徴感に触れる筈だ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
作例 · 標準
彼の絵画には、人間の心の深奥が表現されており、観る者を惹きつけた。
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この小説は、人間の深奥を探求するようなテーマが描かれている。
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深奥な学問の世界に足を踏み入れ、彼は新たな発見に胸を躍らせた。
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標準
profound
作例 · 標準
その古文書には、深奥な教えが記されており、解読には長い年月を要した。
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彼の哲学は非常に深奥であり、理解するにはかなりの知識が必要だ。
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深奥な議論が交わされ、参加者たちは新たな知見を得た。
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