陶製
とうせい
名詞名詞-の形容詞
標準
ceramics
文例 · 用例
性なきまでに白げられたる、木の骨――というより外に、与える名がない――と、砂に埋まれた楕円石や、稜角の鋭いヒイラギ石やは、丁度、人間の屍骸が、木乃伊となって、木偶か陶製の人物か、区別が見えないと同じように、原性を失って、唯一自然の平等相に復帰している。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
本田家の当主は、家族の者と主治医とに守られて、陶製のもののように、何も考えることも感じることも出来なくなった頭を、氷枕と氷嚢との間に挟んでいた。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
------------------------------------------------------------------ ハックニー馬[※1]のしっぽのような、巫戯けた楊の並木と陶製の白い空との下を、みじめな旅のガドルフは、力いっぱい、朝からつづけて歩いておりました。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
何せそう云ういい天気で、帆布が半透明に光っているのですから、実にその調和のいいこと、もうこここそやがて完成さるべき、世界ビジテリアン大会堂の、陶製の大天井かと思われたのであります。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
ところが祭壇の下オーケストラバンドの右側に、「異教徒席」「異派席」という二つの陶製の標札が出て、どちらにも二十人ばかりの礼装をした人たちが座って居りました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
とある廊下の一角==白磁の大水盤に紅白カーネーシヨンの群花入り乱れたる「戦ひの図」 食堂==ミユンヘン国立ビール飲用場の陶製ジヨツキーに石楠花、すかし百合、耳付一輪挿にマーガレツト、スヰートピー。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
明治四十年比、独り判断の出来るハート形の軽い板へ、三つ足の後の二本へ陶製の円い物を附け、前足は鉛筆で、いろいろな問を筆答する仕組の物が現われたが、この比もまたその流行を見るのは、的中率の高いのと、意識的な易断トランプに優るところがあるためであろう。
— 田中貢太郎 『狐狗狸の話』 青空文庫
」ホームズが手を伸ばして陶製のパイプをつかむ。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
作例 · 標準
彼は美しい陶製の花瓶をコレクションしている。
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その陶製の人形は、精巧な作りで見る者を魅了した。
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陶製の食器は、温かみのある食卓を演出する。
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