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戦く

おののく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
1
標準
to shake (from fear, cold, excitement, etc.)
文例 · 用例
) 案内をして、やがて三由屋の女中が、見えなくなるが疾いか、ものをいうよりはまず唇の戦くまで、不義ではあるが思う同士。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
身の戦くのがまだ留まねば、腕を組違えにしっかと両の肩を抱いた、腋の下から脈を打って、垂々と冷い汗。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
――「ま、待って、」 はてな、と夫人は、白き頸を枕に着けて、おくれ毛の音するまで、がッくりと打かたむいたが、身の戦くことなお留まず。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
これを聞いて渠は思わず手を差延べて、抱こうとしたが、触れば消失せるであろうと思って、悚然として膝に置いたが、打戦く
泉鏡花 黒百合 青空文庫
これと、肩を押えてゆすぶれば、打戦くのみ答は無し。
泉鏡花 活人形 青空文庫
その山寺の森をくぐって、里に落ちます清水の、麓に玉散る石を噛んで、この歯音せよ、この舌歌へ、と念じても、戦くばかりで声が出ない。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
手首も冷たく只戦き戦くので、ともかく座敷へ連れよう……何しろ危いから、こういうものはと、竹槍は明が預る。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
長く冷たき黒髪は、玉の緒を揺る琴の糸の肩に懸って響くよう、互の口へ出ぬ声は、膚に波立つ血汐となって、聞こえぬ耳に調を通わす、幽に触る手と手の指は、五ツと五ツと打合って、水晶の玉の擦れる音、戦く裳と、震える膝は、漂う雲に乗る心地。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
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