幻辞.com

木槽

もくそう異読 きぶね
名詞
1
標準
wooden vat (esp. for sake brewing)
文例 · 用例
シャツ一枚になって二の腕までまくり上げた兄らの間には大きな林檎圧搾機が置かれて、銀色の竜頭からは夏を煎じつめたようなサイダーの原汁がきらきらと日に輝きながら真黒に煤けた木槽にしたたっていた。
有島武郎 フランセスの顔 青空文庫
「そこに坐る」といわれたのですぐ前を見ると、廊下の片側に薄い俎のようなものが幾つも並べてあって、その上に金椀だの木槽だのがおいてある。
堺利彦 獄中生活 青空文庫
菜は朝が味噌汁といえば別に不足はないはずだが、その味噌汁たるや、あだかもそこらの溝のドブ泥をすくうて来たようなもので、そのまた木槽たるや、あだかも柄のぬけた古柄杓のようなもので、その縁には汁の実の昆布や菜の葉が引かかっているところなど、初めはずいぶん汚なく感じた。
堺利彦 獄中生活 青空文庫
この部屋は美しい庭に面していて、庭には水をたたえた小さな木槽があった。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
私はある一軒の店で、大きな木槽の辺を越して、図161で示すかような硝子のサイフォンがかけてあるのを見た。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
作例 · 標準
酒蔵には、職人たちが丹精込めて仕込んだ酒が入った巨大な木槽が並んでいる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
伝統的な醤油造りでは、杉の木で作られた木槽で数年間じっくりと熟成させる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
木槽の壁面には長年住み着いた菌がおり、それが独特の風味を生み出す。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview