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目送

もくそう
名詞動詞-サ変
1
標準
following with one's eyes
文例 · 用例
与えしものも言葉なく受けしものも言葉なく、互いに嬉れしとも憐れとも思わぬようなり、紀州はそのまま行き過ぎて後振向きもせず、源叔父はその後影角をめぐりて見えずなるまで目送りつ、大空仰げば降るともなしに降りくるは雪の二片三片なり、今一度乞食のゆきし方を見て太き嘆息せり。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
小母さんはそのきっかけにおぬいさんに何かいおうとしたらしかったが、思い返したか、心|許なげな眼つきでその後姿を目送しただけで何もいわなかった。
有島武郎 星座 青空文庫
むしろ当然、そうするのがよいのだという気がしてただ黙って目送していた。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
観音丸にちかづくものは櫓綱を弛めて、この異腹の兄弟の前途を危わしげに目送せり。
泉鏡花 取舵 青空文庫
」若い弁護人は、殊更に気丈さを装ふらしき此男の囚人姿を目送した。
平出修 逆徒 青空文庫
薄色縮緬の頭巾目深に、唐草模様の肩掛を被て、三枚|襲の衣服の裾、寛闊に蹴開きながら、衝と屑屋の身近に来り、冷然として、既に見えざる車を目送しつつ、物凄き笑を漏らせり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
白糸は群れいる客を推し排け、掻き排け、「御免あそばせ、ちょいと御免あそばせ」 あわただしく木戸口に走り出で、項を延べて目送せり。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
他のお客は、このあわれなる敗北者の退陣を目送し、ばかな優越感でぞくぞくして来るらしく、「ああ、きょうは食った。
太宰治 禁酒の心 青空文庫
作例 · 標準
駅のホームで、遠ざかる列車を彼女の姿が見えなくなるまで目送した。
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飛び立った飛行機が雲の中に消えていくのを、彼はいつまでも目送していた。
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校門を出て行く卒業生たちを、担任の先生が優しい眼差しで目送した。
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