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酒樽

さかだる
名詞
1
標準
sake barrel
文例 · 用例
前夜の夕刊に青森県|大鰐の婚礼の奇風を紹介した写真があって、それに紋付き羽織|袴の男装をした婦人が酒樽に付き添って嫁入り行列の先頭に立っている珍妙な姿が写っている。
寺田寅彦 三斜晶系 青空文庫
さまざま駄々をこねて居たようですが、どうにか落ち附き、三島の町はずれに小ぢんまりした家を持ち、兄さんの家の酒樽を店に並べ、酒の小売を始めたのです。
太宰治 老ハイデルベルヒ 青空文庫
試みに豊国の酒樽を踏み台にして桜の枝につかまった女と、これによく似た春信の傘をさして風に吹かれる女とを比較してみればすべてが明瞭になりはしないか。
寺田寅彦 浮世絵の曲線 青空文庫
棒鱈乾鮭堆く、片荷に酒樽を積みたる蘆毛の駒の、紫なる古手綱を曳いて出づ)きゃッ、きゃッ、きゃッ、おきゃッ、きゃア――まさるめでとうのう仕る、踊るが手もと立廻り、肩に小腰をゆすり合わせ、と、ああふらりふらりとする。
泉鏡花 多神教 青空文庫
奥の方には二十石入の酒樽が十五本ばかりずらっとならび横には麹室らしい別の室さへあったのだ。
宮沢賢治 税務署長の冒険 青空文庫
山へ上ったというではなし、たかだか船の中の車座、そんな事は平気な野郎も、酒樽の三番叟、とうとうたらりたらりには肝を潰して、(やい、此奴等、)とはずみに引傾がります船底へ、仁王立に踏ごたえて、喚いたそうにござります。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
と、むっくり起きたが、その酒樽の軽いのに、本性|違わず気落がして、右の、倒れたものでござりますよ。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
一樽一万円の酒樽も売っているのだ。
織田作之助 大阪の憂鬱 青空文庫
作例 · 標準
お祭りの会場には、大きな酒樽がいくつも並べられていた。
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