加俸
かほう
名詞
標準
extra allowance
文例 · 用例
俸給が、その時、戦時加俸がついてなんでも、一カ月五円六十銭だった。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
」と妙な理窟を言って、加俸を断った。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
月給六十五円、それと加俸五割で計九十七円五十銭の給金です。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
各小学校の評判や年功加俸の話などが出る。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
二十三や四でもう先の年功加俸だのなにかの計算をして暮らしているような馬鹿の仲間入りをしていたら、人間もたいていやりきれたものではない。
— 辻潤 『ふもれすく』 青空文庫
今の勤務加俸の如きものである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
それで特に朝鮮の文人達を莫迦にしようとこれ努め、内地から誰か芸術家でも来ると玄竜にひけをとらぬ程の熱情で授業さえ休んで出掛け、加俸の分だけを惜しいともせずに方々引張って酒を飲ませながら、事毎につけて朝鮮人の悪口を学問的な言葉で並べたて、口癖のように、あ、あれを見て安心した等と呟く。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
何時の時代にも極めて打算的な人物はゐない筈がなく、加俸を望まない武士は、これも殆どなかつたに違ひないけれども、たゞそれだけの理由で、切腹までしてみせるとは、これこそ「ハラキリ」を辛うじて理解する外国人の常識ではとても考へられないことである。
— 岸田國士 『空地利用』 青空文庫
作例 · 標準
戦地での功績が認められ、彼には特別に加俸が与えられた。
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江戸時代、有能な役人には基本の石高に加えて加俸が支給されることもあった。
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「よし、今回の加俸で欲しかった茶道具を思い切って買おう。」
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加俸の対象となったのは、今回のプロジェクトを成功に導いたリーダーたちだ。
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