家法
かほう
名詞
標準
family code
文例 · 用例
この時に当たりキリスト教を奉ずる者は国の異同を問わず互いに相結托して強大なる団体を作し、もって国家法度の外に超立するのありさまなり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
居家法の最も拙なるものと言う可し。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
即ちその風波の生ぜざるは、ただ家法の厳にして主公の威張るがためにして、これを形容していえば、圧制政府の下に騒乱なきものに異ならず。
— 福沢諭吉 『日本男子論』 青空文庫
「いや、それはいずれまた聴くとして」と慌てて検事は、似非史家法水の長広舌を遮ったが、依然半信半疑の態で相手を瞶めている。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
細川家にては男はもとより、子供にても奥へ参ることはかなはざる御家法に候間、表の役人はお台所へ参られ、何ごとによらずわたくしどもに奥への取次を頼まるること、久しきならはしと相成り居り候。
— 芥川龍之介 『糸女覚え書』 青空文庫
これはみな三斎様(忠興)秀林院様、お二かたのおん焼餅より起りしことにて、黒田家の森太兵衛などにも、さてこそ不自由なる御家法も候ものかなと笑はれしよしに御座候。
— 芥川龍之介 『糸女覚え書』 青空文庫
唐の初期までは、漢魏六朝の風を傳へて、經學は家法若くは師法を重んじた。
— 内藤湖南 『概括的唐宋時代觀』 青空文庫
漢人は學問に家法を重んじ、儒林の間には各家の師法と云ふ者があつて、弟子を以て師に紹ぐと云ふのだから、從つて新意を出すと云ふ樣なこともあまりなかつた。
— 内藤湖南 『支那古典學の研究法に就きて』 青空文庫
作例 · 標準
古い名家である彼の一族には、厳格な家法が今も残っているという。
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「門限を破るなんて、我が家の家法に照らせば勘当ものだぞ!」
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時代錯誤だと言われようと、私はこの家法を守り抜くつもりだ。
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家法を成文化することで、一族の結束を強めようとした先祖の意図が伺える。
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