果報
かほう
形容動詞名詞
標準
good fortune
文例 · 用例
ずいぶん果報な道楽者だとも云われるであろう。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
これに反して、こんな些細な事実を元にしてこんな無用な空想をたくましゅうしていられるような果報な人間もいるのである。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
「何しろ新井田は果報者だて」 渡瀬は往来に出て、寒い空気に触れるにつけて、暖かそうな奥さんの笑顔と肉体とを実感的に想像して、こう心の中で呟いた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
果報|拙きわたしである。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
腹の立った事さえござんせん、余り果報な身体ですから、盈れば虧くるとか申します通り、こんな恐しい目に逢いましたので。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
」 護送されたる一列の貧民は、果報|拙くして御扶持を頂くことを得ざりき。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
雨になやんで、葉うらにすくむ私たちは、果報といつても然るべきであらう。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
……第一そこらにひらひらしている蝶々の袖に対しても、果報ものの狩衣ではない、衣装持の後見は、いきすぎよう。
— 泉鏡花 『若菜のうち』 青空文庫
作例 · 標準
「果報は寝て待てと言うし、今は焦らずに結果を待とうじゃないか。」
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こんなに素敵な伴侶を得られるなんて、自分は本当に果報者だ。
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「おっ、懸賞に当たったのか?お前はつくづく果報な奴だな。」
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果報を授かったお礼に、明日は神社にお参りに行こう。
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標準
vipaka (retribution)
作例 · 標準
前世での善行が、今世でこのような果報となって現れたのだろう。
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仏教の教えでは、現在の境遇はすべて過去の行いによる果報とされる。
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「悪いことをすれば、いつか必ず恐ろしい果報を受けることになるぞ。」
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「うう、これも自業自得、過去の自分の過ちに対する果報というわけか。」
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