鐘声
しょうせい
名詞
標準
sound of a bell
文例 · 用例
」 三郎いまだ答えざるに、大助は破鐘声を揚げて、「俺あ下男だ。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
」とまた駈出して、三吉裏手へ回れる時は、宿鴉しきりに鳴きて鐘声|交々起る、鮫ヶ橋一落の晩景うたた陰惨の趣あり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
ときに数杵の鐘声遠く響きて、月はますます白く、空はますます澄めり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
……」 陰々として鐘声の度るを聞けり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
其中には塚田巡査の錆びた声も、七兵衛|老翁の破鐘声も混って聞えた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
門内の悲しき楽音に交はりて小鐘声。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
(長順瞑目す)門内の鐘声、小鐘声を以て終る。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
間広き旅店の客少なく、夜半の鐘声|森として、凄風一陣身に染む時、長き廊下の最端に、跫然たる足音あり寂寞を破り近着き来りて、黒きもの颯とうつる障子の外なる幻影の、諸君の寝息を覗うあらむ。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
作例 · 標準
除夜の鐘声が凍てつくような寒さの中に響き、一年が暮れようとしている。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
山奥の寺院から聞こえてくる鐘声は、旅人の疲れを癒すかのように優しかった。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
夕暮れ時に町に流れる鐘声を聞くと、なぜか懐かしい郷愁に駆られる。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview