息災
そくさい
名詞形容動詞
標準
good health
文例 · 用例
無病息災を売物のようにしていた妹婿の吉田が思いがけない重患に罹って病院にはいる。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
それで世の中が無事息災で通って行かれりゃあ、闇夜にぶら提灯は要らねえ理窟だが、どうもそうばかりは行かねえ。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
あいつが無病息災の薬だちゅうんだから。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
高田は笑ましげに巻莨を吹して、「早速ながら、何は、令嬢は息災かね。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
魔を除け、死神を払う禁厭であろう、明神の御手洗の水を掬って、雫ばかり宗吉の頭髪を濡らしたが、「……息災、延命、息災延命、学問、学校、心願成就。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
一日を息災に暮し得ては、ほっとして神にお礼を申している有様なのです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
たとひ世の文明が呼吸器病者神經系病者に負ふところは、甚だ少からざるにせよ、願はくは一切の人が無病息災長壽幸福ならんことを祈らねばならぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
いかに息災でも既に五十九、あけて六十にならうといふのが、内でこそはくる/\※れ、近頃は遠路の要もなく、父親が本を見る、炬燵の端を拜借し、母親が看經するうしろから、如來樣を拜む身分、血の氣の少ないのか、とやかくと、心遣ひに胸を騷がせ、寒さに骨を冷したれば、忘れて居た持病がこゝで、生憎此時。
— 泉鏡花 『雪の翼』 青空文庫
作例 · 標準
遠く離れて暮らす両親へ、「毎日暑い日が続きますが、息災でお過ごしでしょうか」と手紙を書いた。
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幼なじみとの再会を祝して、「お互いに無病息災で、また来年もこうして飲もう」と杯を交わした。
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彼女は大きな病気をすることもなく、九十歳を過ぎてもなお息災に毎日を過ごしている。
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標準
stopping misfortune
作例 · 標準
正月の初詣では、家内安全と息災を祈願して、家族全員でお賽銭を投げ入れて手を合わせた。
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僧侶による息災の祈祷が始まると、本堂には厳かな読経の声と線香の香りが満ち溢れた。
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災難を払い、幸運を呼び込むとされるこのお守りは、息災のご利益があるとして参拝客に人気だ。
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