皓歯
こうし
名詞
標準
pearly white teeth
文例 · 用例
」と、罪の無い皓歯の莟。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 と斜めに警官を見て、莞爾り笑う……皓歯も見えて、毛筋の通った、潰島田は艶麗である。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
……結んだやつが濡れたと来て、急には解けなかった為に口を添えた、皓歯でその、足袋の紐に口紅の附いたのを見て、晩方の土の紺泥に、真紅の蓮花が咲いたように迷出して、大堕落をしたと言う、いずれ堕落して還俗だろうさ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 と、あとのに、いきなりまた皓歯を当てると、「半分を、半分を、そのまま、口から。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
」 お丹は勝手次第に綾子の箪笥より曠着を取出し、上下すっかり脱替えて、帯は窮屈と下〆ばかり、裳を曳摺り、座蒲団二三枚積重ねて、しだらなき押立膝、烟草と茶とを当分に飲み分けて、飽けば火鉢の縁に肱つき、小楊枝にて皓歯をせせりながら、「こう、お松どん、何か食べてえものは無えか。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」 急に唇を屹と結び、笑くぼを刻みながら涙を堪えて、キリリと鳴す皓歯の音。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
旅客も杖をたてかけて、さしむかいに背を屈め、石を掻抱くようにして、手をついて実を視めたが、眦を返して近々と我を迎うる皓歯を見た。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
」 大通へ抜ける暗がりで、甘く、且つ香しく、皓歯でこなしたのを、口移し…… 九 宗吉が夜学から、徒士町のとある裏の、空瓶屋と襤褸屋の間の、貧しい下宿屋へ帰ると、引傾いだ濡縁づきの六畳から、男が一人|摺違いに出て行くと、お千さんはパッと障子を開けた。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
作例 · 標準
彼女が微笑むと、唇の間から整った皓歯がこぼれ落ち、非常に美しかった。
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美人の形容として「明眸皓歯」という言葉がある通り、彼女の笑顔は輝いている。
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毎日の丁寧なブラッシングが、彼の健康的な皓歯を維持している。
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