来貢
らいこう
名詞動詞-サ変
標準
coming to pay tribute
文例 · 用例
当時の紅葉は四方の書肆文人来貢すという勢いであった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
また七世紀の頃、南島人が始めて大和の朝廷に来貢した時分|訳語を設けて相互の意を通じたということが国史に見えているから、分離後六、七百年も経ったために、大和言葉と沖縄言葉との間にはよほどの差異が生じたのであろうと言ったこともある。
— 伊波普猷 『土塊石片録』 青空文庫
「でも、」家内は平気で、「三十分くらいこうしていると、汗がたらたら出てまいります。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
「どっちからいこうか」「どっちからでもおんなしでしょうが、日に向いては省さんいけないでしょう」「そうそう、それじゃ西手からにしよう」 箱のようなきわめて小さな舟を岸から四、五間乗り出して、釣りを垂れていた三人の人がいつのまにかいなくなっていた。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
先刻からいこう酔いくずれて、みだりがましい姿を人びとに見せまいと、この木蔭まで逃げてまいったほどじゃ」と、兼輔は扇を額にかざしながらほほえんだ。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
これから何時間ぐらいこうしてしんと夜の中に生きながら埋もっている事かと思うと、我ながらわが病気に堪えられなかった。
— 夏目漱石 『思い出す事など』 青空文庫
私の個人的な望みから言えば、日本には一人くらいこういった探偵小説や捕物を書く人があっても宜しい。
— 銭形平次以前 『随筆銭形平次』 青空文庫
「さあ、井河くんからいこう」島さんは徳利を持った、「この中ではきみがいちばん若いんだろう、松井くんはジュニアーがいたんだっけね」「それは僕だ」と野本くんが云った、「松井くんは結婚して十年になるがまだ子供はない」 そしてむっと口をつぐんだ。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
作例 · 標準
遠方の属国が、定期的に朝廷に来貢していた記録が残っている。
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異国の使節が皇帝に来貢し、珍しい品々を献上した。
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かつて周辺諸国は、この大国に来貢することで平和を保っていた。
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